むちうち(頚椎捻挫)についてのこと



頚椎捻挫の原因としての交通事故

交差点は交通事故の頻発するポイントの一つですが、自ずと自転車事故も多いという特徴があります。
特に信号の無い交差点や見通しの悪い道路では、自動車と自転車の接触事故が起きやすくなります。 自転車の運転中に交通事故の被害にあった人の中で、良く見られる症状が頚椎捻挫です。頚椎捻挫とは俗に言う「ムチウチ」の症状のことで、首から頭部にかけての筋肉や靭帯に損傷が見られるものです。 例えば見通しの悪い交差点で、狭い路地を交差点に向かって自動車がゆっくりと走行していたとします。

自転車が猛スピードで交差点に突入したとしても、低スピードで走行中の自動車は停止することが可能ですが、猛スピードで走行している自転車は自動車の発見が遅れるため急ブレーキをかけても間に合わず、停止している自動車の前方部分にぶつかるなど接触事故が発生しやすくなります。 自動車同士の接触事故で頚椎捻挫を発症しやすいのは、信号待ち等での追突事故です。全く予期していない状態で後方から大きな力が加わるため、頚椎が損傷を受けやすくなります。 このような出会い頭の接触事故や追突事故では、衝突時の衝撃により頚椎部分は大きなダメージを被るため、頚椎捻挫を発症する大きな原因となります。頚椎捻挫は長期的に入院が必要になるほどの大きな怪我ではありませんが、衝突時はさほど痛みを感じなくても深部へのダメージが大きいため、炎症が徐々に表面に達し、翌日や三日後などある程度の時間が経過してから激しい痛みを生じたり、肩が上がらなかったりと様々な症状を引き起こします。また、症状が完全に無くなるまでに数ヶ月程度の長い時間を要することもあるため、厄介な病気としても知られています。このため、軽い接触事故で痛みがなかったとしても、自己判断せずに警察に届けることが重要となります。 頚椎捻挫の治療に整形外科等医療機関への通院が必要となりますが、事故の程度や治療効果には個人差があるため、最初の診断ではどの程度で完治するかを判断することができないのが実情です。
診断書には便宜上「二週間程度の安静と治療を要す」と記されることがほとんどですが、実際に痛みがとれるまでに一ヶ月以上かかることも多く、高齢者の場合は半年以上通院を必要とすることもあります。 頚椎捻挫の治療は、湿布薬や痛み止め等による対処療法がほとんどで、患部を安静に保つことが最も重要となります。中途半端な治療では、将来的に後遺症として現れることもあるため、治療すべき時にしっかりと治しておくことがポイントとなります。

むち打ちの後遺症について

むち打ちというのは、頸部捻挫とも言い、交通事故など首に大きな衝撃が加わったときに起こる症状です。
「むち」というのは、そのときに首が前後にしなるようになるからで、その激しい動きで首の組織が損傷を受けてしまいます。 頸部捻挫となってしまうと、首や手が痺れたり、動かすと痛みを感じたり、めまいを感じるといった症状が出てきます。 しかし、大抵の場合、普通の捻挫と同じく、時間が経過しおよそ2ヶ月から3ヶ月程度すれば、その症状は落ち着いてくるので問題はありません。 病院で診療をすると、首を固定するネックカラーが利用できます。

しかし、重度の頸部捻挫となれば、神経を圧迫するために、全体的な麻痺が残ったり、最悪の場合には死に至る危険性さえあります。 後遺症が残るほど重度の場合には、手術が必要になるのです。 交通事故のあと、むち打ちになったと感じた時、交通事故を行う整骨院など通うことが一般的です。 そこで、手術をする可能性も考えるほど症状がひどいならば、最初から病院に通うか、それとも実績のある病院と提携を結んでおり、いざというときには紹介してくれる整骨院などを選ぶことです。


なお、車の自賠責保険では、後遺症によってむち打ち損傷の等級を認定しています。 もらい事故でこの人体が通れば、相手の保険会社からもらえる慰謝料が増額されるので、治療をするにあたって、経済的な負担は多少なりとも軽減することが可能です。 認定をしてもらうために、弁護士などに相談をしておくと安心です。